
|
ヘリテージマネジャー養成講習会について |
時代は今や、スクラップ アンド ビルドからストック活用へと移行しつつあり、循環型社会においては、既存の価値ある建造物(地域に親しまれた歴史的文化遺産)を活用し、まちづくりに活かしていくことが求められています。
このような地域に眠る歴史的文化遺産を発見し、保存し、活用し、まちづくりに活かす能力を持った人材を「ヘリテージマネージャー(歴史文化遺産活用推進委員)」と呼びます。
この度、震災を経験した兵庫県では、このような人材の養成を目的として、平成平成13年度より、全国に先駆けて、「ヘリテージマネージャー養成講習会」を開講しています。
|
|
兵庫県ヘリテージマネジャー養成講習会カリキュラム
|
|
科 目 |
細 目 |
時
間
数 |
講 座 名
( 内 容 ) |
| 総 括 指 導 |
1 |
オリエンテーション |
講
義 |
ヘリテージ
マネージャーの基礎知識 |
修復概念 |
12 |
修復概論(保存修復・保護行政及び保存事業の歴史と修理手法の考え方) |
| 法規・補助等 |
建築基準法の歴史・現行建築基準法と文化財修理 |
| 文化財保護法概説・各種補助事業 |
| 兵庫の文化財 |
兵庫の文化財(兵庫県内の文化財) |
ヘリテージ
マネージメント |
歴史的文化遺産の転用・活用のマネージメント |
| 歴史的文化遺産を生活に活かすマネージメント |
建築修復の
技法・工法 |
構造形式・名称 |
12 |
伝統的建築物の技法 |
| 耐震構造設計 |
文化財建造物と耐震補強 |
| 伝統建築物の工法 |
伝統的建築物の工法について |
| 近現代建築物の工法 |
近現代建築物の工法について |
環境計画
(町づくり関係) |
文化財と防災 |
8 |
文化財と防災
(文化財の「知恵」を活かした防災計画) |
| 歴史的環境の整備 |
歴史環境の整備 |
| 環境景観 |
田園聚楽 |
| まちづくり活動史 |
まちづくり活動史(兵庫県内のまちづくり活動の発展経緯・これからの方向性) |
| 講 義 計 |
32 |
|
演
習 |
演習T
(登録文化財) |
登録文化財調査 |
8 |
調査実習 |
| 報告 |
手続き、調査の仕方・成果のまとめ方 |
演習U
(指定文化財) |
県内現場の視察 |
8 |
文化財保護事業事例視察 |
| 現場演習 |
県指定文化財修理現場を使用しての演習(調査法・修復法) |
演習V
(町づくり) |
私の好きな町並み |
10 |
歴史を活かしたまちづくり事業事例 |
| アート・マネージメント |
アート・マネジメント活動事例 |
私が見つけた
登録文化財 |
受講者が県内の歴史的建造物を発見、他の受講者に説明 |
| 演 習 計 |
26 |
|
| 討 議 |
1 |
提出レポートをもとに、討論、研修会のレビュー |
| 合 計 |
60 |
|
※ 講座の内容は、都合により変更することがあります。
|
|
養成講習会の実施状況
|
 |
ヘリテージマネージャ要請講習会は、第1期から第5期まで5回開催されました。
応募状況等は次のとおりです。
| 年 度 |
定 員 |
応募者数 |
倍 率 |
修了者 |
登録者 |
| 平成13年度 |
42人 |
108人 |
2.6倍 |
42人 |
41人 |
| 平成14年度 |
30人 |
88人 |
2.9倍 |
30人 |
25人 |
| 平成15年度 |
30人 |
80人 |
2.7倍 |
29人 |
23人 |
| 平成16年度 |
30人 |
85人 |
2.8倍 |
30人 |
29人 |
| 平成17年度 |
30人 |
57人 |
1.9倍 |
29人 |
27人 |
| 平成19年度 |
30人 |
60人 |
2.0倍 |
− |
− |
| 合 計 |
192人 |
478人 |
− |
160人 |
145人 |
2007.9.28現在
|
 |
「兵庫県ヘリテージマネジャー」登録の要件
・全部の講義を受講すれば、「兵庫県ヘリテージマネジャー」として、兵庫県教育委員会に登録されます。
・受講者の都合により講義等を欠席した場合には、次年度の講義等のうち、兵庫県教育委員会が指定した講義等を受講すれば、「兵庫県ヘリテージマネージャー」として登録されます。
|
|
養成講習会の様子

▲ 近現代建築物の工法について 講義

▲ 近現代建築物の工法について 講義

▲ 近現代建築物の工法について 講義

▲ 重要文化財円教寺鐘楼修理工事現場 演習

▲ 重要文化財一乗寺本堂修理現場 演習

▲ 宿南家住宅 演習

▲ うすくち龍野醤油資料館 演習
|
|
ヘリテージマネジャーと登録文化財 |
|
2003年 |
2004年 |
2005年 |
2006年 |
2007年 |
兵庫県での
登録件数(A) |
21 |
49 |
29 |
48 |
39 |
内HMによる
登録件数(B) |
9 |
29 |
12 |
32 |
36 |
| (B)/(A) |
43% |
59% |
41% |
57% |
92% |
※ 平成19年9月答申分まで
|
|
|
|
 |